2泊3日の家族旅行。特に5歳児を連れて観光地を巡る際、「ただ連れて行くだけ」では子どもはすぐに飽きてしまい、「ディズニーランドがいい!」とダダをこねることも少なくありません。せっかくの家族旅行、子どもにも現地の名産や歴史、文化を体験してほしい…そんな思いから、今回は「旅行の計画段階から子どもを巻き込む知育的アプローチ」を実践した体験談を、広島旅行を例にご紹介します。

実際に足を運んだ土地のことなら、その歴史や文化も記憶に残りやすいです。地名や特産物なんかも覚えてもらおうという母の策略です。
1. 情報集め:調べ学習で子どもの興味を引き出す
1-1. 旅先の下調べは「るるぶ」や写真集で楽しく
今回の旅先は広島。まずは地図で広島県の位置や広島市内のエリアを一緒に確認しました。子どもにとっては、地図を広げて「ここが広島だよ」と指差すだけでも、ワクワクする体験です。



理由は母が広島風お好み焼きを食べたいから!
るるぶなどの観光ガイドは写真が多く、子どもが興味を持ちやすいのがポイント。家族で「ここに行きたい!」「このお店に行ってみたい!」と話し合いながら、3日間の大まかなルートを大人が決め、各エリアでできることを一緒に調べました。子どもには「他に行きたいところはある?」と聞き、水族館が追加されることになりました。
1-2. 調べ学習の宿題で知識を深める
夫から「歴史上の人物や季節の特産品、水族館で見たい生き物を調べてくること」という宿題が出されました。子どもにとっては「調べる」という行為自体が新鮮で、知的好奇心を刺激します。たとえば、厳島神社に行くことにしたので、その歴史を一緒に調べました。平清盛や源頼朝など、歴史上の人物のエピソードも子どもと一緒に調べることで、歴史への興味が芽生えます。



知識を完璧に覚える必要はありません。大切なのは「調べ方を学ぶ」「知ることの楽しさを感じる」こと。子どもの「どうして?」「これなに?」という質問に丁寧に答えることで、親子のコミュニケーションも深まります。
使用した雑誌はこちらです。都道府県大百科は見ていて面白いし、社会科の勉強にもなるので特におすすめです!




2. 計画:しおり作りで子どもの主体性を育む
2-1. しおり作りは5歳児にもできる
5歳児に完璧なしおり作りは難しいですが、「行く場所を書く」「調べたことを簡単にまとめる」くらいなら十分にできます。今回は、夫に「調べたことを発表する」という約束があったので、忘れないようにしおりにメモを残しました。


写真をシールにして貼るのもおすすめ。スマホで撮った写真を専用アプリで編集し、ボタン一つでシール印刷できるプリンターを使うと、子どもも大喜びです。インク不要のタイプは育児日記や旅行記録にもぴったり。我が家ではこの方法で、しおり作りを1ヶ月かけてゆっくり進めました。


2-2. しおりは旅の思い出アルバムにも
しおりには、調べた内容だけでなく、旅行中にもらった入場券やチケット、現地で撮った写真も貼り付けます。旅の最後には家族で撮った写真を貼り付けて完成!見返すたびに思い出に浸れる、世界に一つだけのアルバムになります。



しおりに貼るためにしっかり紙ものを集めたり、葉っぱを拾ったりしていました。どれをしおりに残すのか考えながら旅をすると充実度が増します。
3. プレゼン:発表の機会で学びを深める
3-1. 家族に発表することで自信がつく
旅行初日の出発前に、夫に「調べたことを教える」と約束していたので、子どもは緊張しながらも一生懸命発表しました。人に教えることで、学びの楽しさや達成感を感じることができます。発表後は「よくできたね!」と褒めてあげることで、子どもの自己肯定感も高まります。



わかることをパパにおしえてあげたよ(ドヤ)
4. 旅行中:しおりを活用して子ども主体の旅行に
旅先では「次どこに行く?」「しおりを見てみよう」と子どもに声をかけ、旅行の進行を任せる場面も作りました。親に連れられて行くのではなく、子どもも主人公として参加することで、旅行がより楽しく、充実したものになります。
4-2. 思い出をしおりに残す
一日の終わりには、旅先でもらった入場券やチケットをしおりに貼り付けます。これが思い出アルバムとしても機能し、帰宅後も家族で振り返ることができます。


5. 旅行後:写真を貼って思い出のしおりを完成
5-1. 家族の思い出を形に
旅行後に家族で撮った写真をしおりに貼り付けて完成です。見返すたびに旅行の楽しい思い出がよみがえり、家族の絆も深まります。色んなテーマでページを作るとさらに楽しいです。例えば、
・食べたものの写真だけを貼ったページを作ってどれが美味しかったかランキングしてみる。
・泊まったホテルのインテリアを写真で残して家に取り入れたい点を書いておく
・この時期の子供の写真で一番多いポーズのみを1ページに貼るなど。
↓こちらの動画を参考にしました。いろいろ貼るとそれなりに綺麗に見えるのが良いです。
6. 番外編:広島でおすすめの知育スポット
6-1. マツダミュージアム
広島といえばマツダ。マツダミュージアムでは、車の製造過程を見学でき、歴代のマツダ車も展示されています。工場で車が作られる様子を見て、子どもは大興奮。しかも入場無料(要予約)なので、家族で気軽に楽しめます。
https://www.mazda.com/ja/about/museum/
6-2. てつのくじら館
海上自衛隊の潜水艦と掃海について学べる展示館です。潜水艦の中に入れる体験は子どもにとって貴重な経験。掃海についても親子で学ぶことができ、大人も勉強になります。
https://www.jmsdf-kure-museum.go.jp
6-3. 夕呉クルーズ
海上自衛隊の潜水艦や艦艇を至近距離で見られるクルーズ。日の入りに合わせて自衛艦旗を降ろす儀式があり、自衛官の方から手を振ってもらえることも。時期によっては冷えるので、防寒対策をおすすめします。
7. まとめ:旅行×知育で家族の絆を深める
旅行の計画や調べ学習、しおり作り、プレゼンを通じて、子どもは「計画→実行→結果確認」というプロセスを楽しく体験できます。親も一緒に楽しむことで、家族の絆が深まり、子どもにとってはかけがえのない思い出になります。
広島旅行だけでなく、どんな旅行でもこの方法は応用可能。子どもの年齢や興味に合わせて内容をアレンジすれば、より深い学びや体験ができます。ぜひ、次の家族旅行では子どもと一緒に計画を立ててみてください!
普段はおうち英語をしています。洋書絵本自力音読までの道のりはこちらをごらんください!↓


日々時間をなんとか捻出している我が家ですが、コツコツおうち英語しています。一緒にやりませんかー?↓
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
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